何この家。もう死にたい。あいつが死なないんだったらいっそ俺が死にたい。
それは置いといて。ちょっと真面目な話をします(↑のも充分僕的には真面目なんだけれども、まぁそれもこの際置いておきます)。
今日バイト先に行くと警察の方が数名いらっしゃいました。聞くところによると、どうやらバイト先付近で、小学生の女の子が「ちょっと来てよ」と、スーツ姿の男性に声を掛けられ、怖くなって逃げてきたとか。「ロリコン痴漢だ!」と面白おかしくパートさんとお話をしました。
ロリコン……と呼ばれる方々っていうのは、実際に居ます。子供しか愛せない。子供にしか欲情しない。けれど彼等は、決して自らの意志でそうなったのではなく。全員が全員そうかはわからないですけれど、殆どの場合「生まれつき」なんだと思います。産まれて、育ったらそうだった、っていう。
けどやっぱり、一般的には理解が無いから。「気持ち悪い」とか「異常」とか「あり得ない」とか。後ろ指をさされて生きなければならなくて。
思うんです。
「何が異常なのか」
「何が異常じゃないのか」
「普通ってなんだろう」
今の世界は、「異常」とされる者に対して酷いです。だって、普通に恋をしただけなのに「異常者」扱い。好きになっても、思いを伝える事すらできない。
普通の人と同じ衝動にかられようとも、彼等にはそれを為す事が許されない。何故なのか。
たかが「人」が「異常」と「正常」を分けたからじゃないかと。
一体何様なのか。
少数派はいつも「異常」。多数派は「正常」。
人は「正常」な人用のレールは敷いても、「異常」な人用のレールは敷かない。徹底的に排除しようとする。それを知った「異常」な人は仕方が無いから「正常」な人用のレールを行く。
想像してみてください。感じてください。
辛過ぎますよ……。
男の人は、女性専用車両に間違って乗っちゃったときの事を想像してもらえれば分かり易いかなと。
そこを行きながら感じるのは、半端じゃない疎外感。肩身が狭くてたまらない。どうしようもない劣等感。生きていてごめんなさい。産まれてきてごめんなさい。そう思わされる。「ただ生きているだけ」なのに。
そしてレールを外れたいと思う。死にたいと願う。
実際に「異常」とされる方々の自殺数は、年々上昇していて。「異常者」の3人に1人は自殺をしてしまうそうです。それぐらいに、異常者は生き辛い世の中なんです。異常者異常者言ってますけど、分かり易く話すために「仕方なく」です。本当なら使いたくないです。こんな言葉。そもそも、異常じゃないと思います。
今回、女の子に声を掛けたスーツの男。彼が果たして本当にロリコンなのか、そして本当に女の子に悪戯しようとしたのかは分からないけど。
もし彼が本当にロリコンで、そして本当に悪戯しようとしたんだとしたら。確かに彼がしようとした事はいけないことなんだと思います。
だから僕は、この世の中を憎みます。彼がそういった行動に出なければならなくなってしまった、この世の中を憎みます。心から。
普通に「正常」な人間なのに、痴漢とか誘拐とか、そういった事をする奴はホントどうしようもないなと思います。
「正常」な人は、勇気を出せば何とかなるかもしれない状況にあるんだから、それを有り難いと感じて欲しいなと。そんで、もっと勇気を出して欲しいなと思います。思いを告げる事すらかなわない人ってのが居るんだから。
皆が笑って暮らせる世界になれば良い。皆が平等に人を愛せる世の中になれば良い。
そう願います。
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